[全国ダブル]ドーブルブルンゲル(グロリアサブトナメ準優勝+S11レート2000)

ポケモン 持ち物 特性 技1 技2 技3 技4
ブルンゲル ぼうじんゴーグル ちょすい しおふき シャドーボール トリックルーム まもる
シュバルゴ オボンのみ ぼうじん メガホーン アイアンヘッド はたきおとす まもる
ガルーラ ガルーラナイト きもったま→おやこあい おんがえし グロウパンチ ふいうち まもる
モロバレル メンタルハーブ さいせいりょく キノコのほうし ギガドレイン いかりのこな まもる
ドーブル きあいのタスキ マイペース ダークホール このゆびとまれ ワイドガード ニードルガード
ニョロトノ ラムのみ あめふらし なみのり ハイドロポンプ あまごい まもる


【CHALK】や【サナバレル】に対して有利を取りやすいポケモンを多く採用したトリックルーム構築。

今年の全国大会でペンギンさんが使用していたメンツを丸パクリしています。しかし中身の情報は「ドーブルがタスキでワイドガード持ち」「オボンのみシュバルゴ」程しか得られなかったため、他の点は本家と異なる可能性があることをご了承ください。
尚このパーティーはレーティングバトルシーズン11でも使用し、最終日前日まで2位(レート2012)でした。
あと、どうでもいいことですが準伝説ポケモンを一匹も使用していないので誰でも組みやすい部類に入るかもしれませんね。


【個別解説】
ブルンゲル (実数値:207-65-150-125-68)

この構築の大きな柱となる駒。
採用理由の潮吹き+トリックルームギルガルドが重いためそれを処理するためのシャドボ、初手両守るで猫騙しを無視したスタートがしたい+有利対面を作るための守る。素早さは最遅ニョロトノ+1に設定し、トリル下の波乗りで回復してから潮吹きを打てるように調整しました。
CHALKに代表されるようなガルーラ系スタンダード構築で水タイプの技を半減するのはとモロバレルと高耐久水ポケモン(ミロカロススイクン)程しか居らず、ブルンゲルの潮吹きと言う技は非常に大きな削りとして機能します。また高耐久水ポケモンの場合は貯水ブルンゲルに打点が無く、トリル下で妨害してくるモロバレルには防塵ゴーグルを持たせることで動きを制限されないようにしているため両者ともこのポケモンを止められる力がある訳でないのも大きなポイントです(このポケモンを削るためには水が等倍以上で通るポケモンを動かさなければならない)。モロバレルの場合はゴーグルを持たせてもギガドレインで打点+回復で追いつかれてしまうのではないかと不安に思ったこともありましたが、キノコの胞子が通る前提で動いてきた1ターンだけでも充分なアドバンテージが得られるケースが多いことや、このポケモンに相手を削りきることを求めている訳ではないので大きな問題ではありませんでした。
と言うのもこのパーティに於ける高打点はガルーラの恩返しとシュバルゴメガホーンに任せており、あくまでもブルンは相手のポケモンをこれらの圏内に入れるための駒として運用しているからです。


シュバルゴ(実数値:177-205-111-0-110-22)
特性でキノコの胞子を無効に出来るトリルアタッカー。相手のモロバレルをどうにかするまでトリル下でガルーラを動かすことは難しいので、ブルンゲルと合わせてキノコの胞子を無効に出来る並びを作れることは非常に有用。サーナイトニンフに打つためのアイアンヘッドモロバレルやガルーラを大きく削る手段であるメガホーン、上二つの技では浮いている電気タイプに隙を見せ過ぎてしまうので処理を早める+申し訳程度だがギルガルドへの打点となるはたき落とす。ニョロトノブルンゲルがパーティに存在することや、シュカヒードランが蔓延しているためドリルライナーは採用しませんでした。
ブルンゲルの項でも述べたように、この構築では他と合わせて倒すことを目標に組まれています。と言うことは、一撃で倒していた頃よりも相手を倒すまでにターン数が多く必要になってきます。そのため、トリックルームが切れてもある程度打ち合いができるようオボンのみを選択(したのではないかと思われます)。シュカヒードランが居ない環境ならばドリルライナーを採用してオッカのみを持たせても良かったかもしれません。

ガルーラ(実数値:212-161-101-100-60-85→212-194-121-80-120-94)
それなりの強打点を出せるポケモンの中で最も優秀なポケモンだから採用(技の通りやすさ、耐久力、素早さ)。 環境にいるナットレイ以外のノーマル半減ポケモンブルンゲルの技を抜群で受けてしまうと思うんですよね。
ヴィクトリアリーグランセで使用した際は"猫騙し/恩返し/不意打ち/けたぐり"で運用していたのですが、トリルターンを凌ぐために交代を多用されることが多く、けたぐりを打つと無駄にターンを消費してしまうような状況でした。そこでグロウパンチを採用。面白いぐらい決まる上に、通ってしまえばトリル下での恩返しはもちろん非トリルでも不意打ちが大きな打点となるためこの構築と非常にマッチしていました。また、初手にガルーラを全く投げていないことに気づいたため猫騙しを守るに変更。こうすることで非トリル下でガルーラモロバレルの並びが作りやすくなり、積んだガルーラが十分な仕事をせずに死亡する事故を減らすことができます。
配分はテキトーに勇敢HAにしてしまいましたが、改善する必要がありそうです(特に素早さ)。

モロバレル(実数値:219-95-124-105-112-31)
主にガルーラ構築に投げます。電気技を半減で吸えるのでブルンゲルと相性が良いです。ブルンゲルと並べた際に猫騙しを去なす為の守る、トリル補助や不意打ちを透かすのに有用ないかりのこな、立ち回り上必要なキノコの胞子。ギガドレインは特に考えず採用してしまったので他の技でも良いかもしれません。本当はゴツゴツメットを持たせたかったのですが、トリル起動時にブルンゲルに負担をかけないようにするためメンタルハーブを持たせる必要がありました(ブルンゲル守る+全体技持ちポケモンにキノコの胞子)。

ドーブル(実数値:131-27-55-40-97-139)
モロバレルの投げにくいボーマンダサーナイトリザードンに投げます。 D振りなので砂ダメ+ボーマンダハイパーボイスを耐えます。


ニョロトノ(実数値:197-88-95-156-120-67)
ブルンゲルと並べて波乗り潮吹きします。リザードンに勝つため雨乞い。モロバレルの前でも確実に動けるようラム。トリックルーム構築では1ターン猶予が生まれるだけでも大きく勝ちに近付くので良い選択だったと思います。CHALKズキンに勝つために重要なポケモンでもあります。終盤はボーマンダが多かったので冷凍ビームを持たせてもよかったかもしれません。

【基本選出】
vs CHALK
or
vs サナバレル

どれもトリルターンの管理が重要です。そのためノータイムで初手からトリル起動することを考えるのではなく、対面や相手の裏を考えてスイッチのような動きをする場合もあります。個体解説後半が明らかに手抜きになったのは、、、、すみません...